アメリカ古着|1950〜80年代の労働着と普段着


「王道」と「ズレ」の狭間にある面白さ。

私が古着にのめり込んだのは、中学生の頃に通った新潟・古町の古着屋が始まりでした。なかでも長く手元に残ってきたのが、1950〜80年代のアメリカ古着です。大量生産へ移り変わる過渡期の服です。効率を求めた作りと、まだ手作業の残る不器用さ。その両方が、同じ一着に同居しています。

流行のためではなく、10年後、20年後も普段着として着られる服。そんな目線で、静かに選びたい人に向けて並べています。

私が惹かれる「ズレ」

私は、有名なヴィンテージだけを並べる店にはしたくありません。少しマイナーなストア系ブランド。量産ゆえのチープさが、逆に愛おしい一着。そんな「少しずれた」目線で選んだ服には、他にはない人間味を感じます。

「完璧じゃないからこそ、生活になじむ」

惹かれるのは、そういう服です。

ストア系ブランドの魅力

好んで選ぶのは、「ストア系ブランド」の働き着です。百貨店や通販の大手が、自社で作って売っていた服のことです。

Sears、J.C.Penney、Montgomery Ward。かつてアメリカの一般庶民が日常的に着ていた量販ブランドで、Levi’sのような専業メーカーにはない、肩肘張らない雰囲気があります。仕入れのときも、私はまずこのストア系の棚から手に取っていきます。

肉厚なネルシャツのBIG MAC、前開きの作業上着のPay Day、丈夫な作業ズボンのHERCULES。気取らない働き着を、普段着として無理なく着られる一着に絞って揃えています。

クタクタの生地感

「状態が良いほどいい」という古着の常識から、私は少し外れているかもしれません。前の持ち主が着倒し、何度も洗い、生地が痩せて柔らかくなった一着を、むしろ高く評価しています。

  • 色がフェードして白っちゃけたシャンブレーシャツ
  • 毛羽立って、くたっと柔らかくなったヘビーネル
  • 襟や袖が擦り切れて、繕われたドレスシャツ

こうした服は、新品では出せない表情を持っています。色の抜け方、擦り切れ、繕いの跡。その一つひとつが、前の持ち主が過ごした時間の記録です。袖を通すと、不思議と肩の力が抜けます。

店に並ぶ、ほんの一例

LOGUEで出会える、アメリカの服。

BIG MAC Heavy Flannel

BIG MAC ヘビーネルシャツ

J.C.Penneyのワークブランド「BIG MAC」のヘビーネル。
目の詰まった肉厚な生地が、洗いと着用を重ねて毛羽立ち、ふっくらと厚みのある肌ざわりに育っています。

Pay Day Denim Coverall

Pay Day デニムカバーオール

J.C.Penneyのワークブランド「Pay Day」のデニムカバーオール。
胸ポケットに残る赤いネームタグ、白く色落ちしたインディゴ、着込まれて生まれた破れと繕い。労働着として生き抜いた一着です。

HERCULES Work Pants

HERCULES デニムワークパンツ

Searsのワークブランド「HERCULES」のデニムワークパンツ。
色が抜け、膝も裾も擦り切れ、何度も布を当てて繕われています。穴も色ムラも隠さず、前の持ち主が穿き込んだ時間が、そのまま価値になっています。

※これらは一例です。在庫状況は常に入れ替わります。

静かに見たい方へ

LOGUEは完全予約制です。急かされず、一着ずつ静かに向き合える時間を用意しています。何も買わずに帰ってもらっても構いません。