古着の系統・ジャンル8選|メンズ・レディース別に種類や選び方を解説

アイキャッチ画像はAIで生成しているため、LOGUEの店内というわけではありません。

つるけん
LOGUEオーナー
SEOコンサルタント&古着屋LOGUEのオーナーという二足のわらじで活動中。学生時代に読んだCHOKi CHOKiがキッカケで古着にハマり始める。70〜80年代のアメリカ古着、1900年代初頭のフランス古着が大好物。

アメカジ、ストリート、ミリタリー、ワーク、ヨーロッパ古着。古着の系統やジャンルは数が多く、違いがわかりにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。

「自分にはどの系統が合うんだろう」「そもそも古着系ファッションってどこからどこまで?」という疑問は、古着に興味を持ち始めた人なら誰でも通る道です。

この記事では、代表的な8つの古着の系統とその定番アイテム、年代別スタイルの違い、自分に合う系統の見つけ方までをまとめて整理しました。読み終える頃には、自分の好みを言葉にできるようになっているはず。

つるけん

古着の系統って言葉に踊らされる必要はないと思っています。好きな服を、好きなように着るのが一番。ただ、系統を知っておくと自分の好みを言語化できるので、古着屋で相談する時にも便利ですよ。

この記事の要約
  • 古着の系統はアメカジ・ストリート・ミリタリー・ワーク・アウトドア・スポーツミックス・ヨーロッパ古着・きれいめカジュアルの8つに大別できる
  • 「古着系ファッション」に明確な定義はなく、複数の系統をミックスするのが今の主流
  • レギュラー(ユーズド)とヴィンテージでは価格帯・希少性・楽しみ方が異なる
  • 50s〜00sまで、年代ごとにデザインや雰囲気がまったく違う
  • 体型・予算・好きな年代の3軸で絞ると、自分に合う系統が見えてくる
目次

古着系ファッションとは?系統・ジャンルの全体像

古着系ファッションの系統・ジャンル全体像のインフォグラフィック

古着の世界に足を踏み入れると、アメカジ・ストリート・ミリタリーなど系統を表す言葉がたくさん出てきます。まずは「古着系ファッション」という言葉の輪郭と、古着の種類の基本を押さえておきましょう。

このセクションの内容
  • 「古着系」に明確な定義はない
  • レギュラー(ユーズド)とヴィンテージの違い

それぞれ見ていきます。

「古着系」に明確な定義はない

「古着系ファッション」という言葉に、実は業界共通の定義は存在しません。アメカジ寄りの着こなしを指す場合もあれば、ヴィンテージアイテムを取り入れたスタイル全般を指す場合もあります。

SNSやファッション誌では便宜上カテゴリ分けされていますが、実際に古着を楽しんでいる人の多くは複数の系統をミックスしている傾向です。「自分はアメカジ一筋」という人もいれば、ワーク系のパンツにヨーロッパ古着のシャツを合わせる人もいますね。

系統はあくまで「自分の好みを整理するための地図」くらいに考えておくと、古着選びが窮屈にならずに済みます。

レギュラー(ユーズド)とヴィンテージの違い

古着には大きく分けてレギュラー(ユーズド)ヴィンテージの2種類があります。この違いを知っておくと、予算設定や店選びがスムーズになるでしょう。

項目レギュラー(ユーズド)ヴィンテージ
年代の目安比較的新しい中古衣料おおむね30年以上前の衣料
価格帯数百円〜数千円が中心数千円〜数万円以上
希少性流通量が多い一点物・希少品が多い
楽しみ方気軽にトレンドを取り入れる経年変化・歴史的背景を味わう
購入場所古着チェーン・フリマアプリ専門店・オンラインストア

レギュラーは手頃な価格で古着の雰囲気を楽しめるため、最初の一歩に向いています。一方ヴィンテージは、その時代にしか生まれなかった生地感やディテールを堪能できるのが魅力です。

どちらが上ということではなく、目的と予算に合わせて選ぶのが正解。レギュラーで自分の好みの系統を探って、気に入った系統のヴィンテージに手を伸ばすという流れが自然です。

古着の系統・ジャンル8選|特徴と定番アイテム

古着の系統8選の特徴と定番アイテム一覧のインフォグラフィック

ここからは代表的な8つの系統を、特徴と定番アイテムとともに紹介していきます。

系統ひとことで言うとメンズ定番レディース定番
アメカジ系古着の王道。デニム+スウェットLevi’s 501、Championスウェットオーバーサイズネルシャツ、ハイウエストデニム
ストリート系Hip-Hop・スケート文化がルーツオーバーサイズパーカー、バギーパンツビッグTシャツ、スタジャン
ミリタリー系軍服由来の無骨なスタイルM-65ジャケット、MA-1MA-1(オーバーサイズ)、ミリタリーシャツ
ワーク系作業着の機能美をファッションにカバーオール、Dickiesワークパンツペインターパンツ、ワークジャケット
アウトドア系機能性とカラーリングが魅力マウンテンパーカー、フリースナイロンジャケット、フリースベスト
スポーツミックス系スポーツアイテムを一部に取り入れるトラックジャケット、ロゴTシャツカレッジスウェット、トラックパンツ
ヨーロッパ古着系洗練・上品・細身シルエットツイードジャケット、Barbourフレンチワークジャケット、花柄ワンピース
きれいめカジュアル系古着を上品にまとめる万能型テーラードジャケット、チノパントレンチコート、きれいめデニム

それぞれの系統を詳しく見ていきましょう。

アメカジ系

アメリカンカジュアル、略してアメカジ。古着の世界で最も間口が広く、系統に迷ったらまずここから、と言われるほどの王道です。

デニム、チェックシャツ、スウェットといったラフで動きやすいアイテムが中心。カウボーイ文化やアウトドア文化をルーツに持ち、年齢や体型を問わず着回しがきくのが強みです。

アメカジ系の定番アイテム
  • メンズ:Levi’sのデニムジャケット・501、Ralph Laurenのポロシャツ、Championのスウェット
  • レディース:オーバーサイズのネルシャツ、ハイウエストデニム、ヴィンテージTシャツ

メンズはワイルドに、レディースはボーイッシュに。どちらの方向にも振れるのがアメカジの懐の深さです。アイテムの流通量も多いので、古着屋でもフリマアプリでも見つけやすいのも助かるポイントですね。

ストリート系

90年代のアメリカで、Hip-Hopやスケートボードのカルチャーから自然発生的に生まれたスタイルです。

上下ともにゆったりとしたオーバーサイズが基本になる。スニーカーとキャップは外せないアイテムで、動きやすさとリラックス感のある雰囲気が生まれます。

ストリート系の定番アイテム
  • メンズ:オーバーサイズのパーカー、バギーパンツ、NIKE・adidasのスニーカー
  • レディース:ビッグシルエットのTシャツ、スウェットパンツ、スタジャン

「古着系とストリート系の違いは?」とよく聞かれますが、ストリート系は古着という大きな傘の中にあるジャンルのひとつ。音楽やスケートカルチャーが好きな人に特にハマる系統で、メンズが中心ですが、最近はレディースでもオーバーサイズを活かしたコーディネートが増えてきています。

ミリタリー系

軍服や軍用品をベースにした、無骨で力強いスタイル。カーキ、オリーブ、迷彩柄といった色合いが中心で、耐久性の高さが段違いです。

もともと実戦で使われることを前提に作られたアイテムなので、生地の厚み・縫製の強度が一般的な衣料とはまるで違います。実際に米軍が支給していた本物(デッドストック含む)から、民間向けのレプリカまで幅広く流通しているのもこの系統の特徴です。

ミリタリー系の定番アイテム
  • メンズ:M-65フィールドジャケット、MA-1、カーゴパンツ
  • レディース:MA-1(オーバーサイズ)、ミリタリーシャツ(ワンピース風)

メンズではアウトドアやキャンプ好きにも刺さりますね。レディースでは、フェミニンなアイテムと組み合わせた甘辛ミックスが人気です。タフさと女性らしさのギャップが、かえっておしゃれに見える効果もあります。

ワーク系

労働者向けに作られた作業着をファッションに取り入れた系統。ベージュ、ブラウン、ネイビーといった落ち着いた色合いと、機能的なポケットや頑丈な縫製がこのジャンルの核です。

現場作業のために開発されたアイテムだからこそ、実用性は申し分ありません。何年も着込んで生地が馴染んでいく過程を楽しめるのが、ワーク系ならではの醍醐味。

ワーク系の定番アイテム
  • メンズ:カバーオール、Dickiesのワークパンツ、デニムオーバーオール
  • レディース:オーバーサイズのワークジャケット、ペインターパンツ

メンズはジャストサイズで男らしく、レディースはオーバーサイズでラフに。長く着れば着るほど味が出てくるので、一着を育てていく楽しみがあります。

つるけん

個人的にはワーク系が一番好きで、ヴィンテージにハマるきっかけになった系統です。ただ歳を重ねてからはキレイめにも興味を持つようになりました。いまの自分の価値観やキャラクターに合う服って、変わっていくものだと思います。

アウトドア系

山や自然でのアクティビティ向けに作られたアイテムを日常着に取り入れるスタイル。防水性・透湿性・保温性といった機能面の実力がもっとも大きな特徴です。

鮮やかなカラーリングやブランドロゴが大きくあしらわれたデザインが多く、街着としても映えます。代表的なブランドはTHE NORTH FACE、Patagonia、Columbia、L.L.Beanあたり。

アウトドア系の定番アイテム
  • メンズ:マウンテンパーカー、フリースジャケット、トレッキングブーツ
  • レディース:カラフルなナイロンジャケット、フリースベスト

キャンプや登山をする人はもちろん、機能的な服が好きな人にも間口が広い。サステナブルな観点からも評価されていて、長く大切に着るという古着の精神とも相性がいいジャンルです。

スポーツミックス系

スポーツブランドのアイテムを「全身スポーツウェア」ではなく、コーディネートの一部に取り入れるスタイルです。

トラックジャケットやスウェットが主役で、チームロゴやブランドロゴがアクセントに。カジュアルながらもほどよい抜け感が出せるのが強みです。

スポーツミックス系の定番アイテム
  • メンズ:NIKE・adidasのトラックジャケット、MLB・NBAのロゴTシャツ、スタジャン
  • レディース:カレッジロゴスウェット、adidasのトラックパンツ、スポーツブランドのキャップ

今持っている服にスポーツアイテムをひとつ足すだけで、こなれた印象が作れます。全身スポーツだとジムっぽくなってしまうので、一部だけ取り入れるくらいがちょうどいいでしょう。

ヨーロッパ古着系

アメリカ古着の「ラフで動きやすい」路線とは対照的に、エレガントで洗練された雰囲気が最大の魅力。フランス、イギリス、ドイツなど産地ごとに個性の違いがあります。

細身でスタイリッシュなシルエット、繊細な素材使い、落ち着いた色合い。スタイルを美しく見せることを重視したアイテムが多く、レディースでは30代以上に支持されている印象です。

ヨーロッパ古着系の定番アイテム
  • メンズ:Harris Tweedのジャケット、Barbourのオイルドジャケット、イギリス製のコート
  • レディース:フレンチワークジャケット、花柄ワンピース、レース使いのブラウス

価格帯はアメカジ系よりやや高めの一方で、品質も高く長く愛用できるアイテムが揃います。メンズでもトラッド好き、クラシックなスタイルを好む人に支持されていますね。

つるけん

LOGUEに来てくださるお客様は、ユーロヴィンテージ(ワーク系)、アメカジ系、キレイめが多い印象です。30代〜40代くらい、自分のスタイルが固まりつつある方が中心です。

きれいめカジュアル系

カジュアルなアイテムを使いつつ、きれいめにまとめるスタイル。モノトーンや落ち着いた色が中心で、清潔感と大人っぽさを両立できます。

シャツやジャケットといったきれいめアイテムを軸に置くことで、古着でも上品な印象に。TPOを選ばないので、仕事帰りにそのまま食事に行けるようなスタイルも組めます。

きれいめカジュアル系の定番アイテム
  • メンズ:シンプルなシャツ、テーラードジャケット、チノパン
  • レディース:シンプルなブラウス、トレンチコート、きれいめデニム

「古着っぽすぎない」のがこの系統のポイント。普段のワードローブに自然に溶け込むので、ビジネスカジュアルな職場の方や、古着に抵抗がある方の入口にもなります。

古着の年代別スタイル|50s〜00sの特徴

古着の年代別スタイル 50s〜00sの特徴インフォグラフィック

古着は作られた年代によって、デザインや雰囲気がまったく異なります。ここでは50年代から2000年代までを3つの時代区分に分け、それぞれの特徴をまとめました。

年代キーワード代表的なスタイル
1950s〜1960sクラシカル・ポップカルチャーフレアワンピース、レザージャケット、モッズコート
1970s〜1980sヒッピー・バブル期ベルボトム、刺繍、パワーショルダー、トラックジャケット
1990s〜2000sアメカジ全盛・Y2Kリバイバルネルシャツ、ダメージデニム、クロップトップ

年代の特徴を知っておくと、古着屋で「この年代のものを探しています」と伝えられるようになります。

1950年代〜1960年代

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