古着を手に取ったとき、シミを見つけて買うのをためらった経験はありませんか。茶色いシミやオレンジ色のシミなど、古着の汚れにはいろんな種類があって、それぞれ落としやすさが違います。
この記事では、シミの位置や種類による許容範囲の判断基準を解説。さらに、オキシクリーンを使った自宅でのシミ取り方法、クリーニング店の賢い使い方までまとめました。
シミとの正しい付き合い方を知れば、古着選びの幅がもっと広がりますよ。
古着のシミを気にしない人が知っている判断基準
古着を手に取ったとき、シミを見つけて「買うべきか、やめるべきか」って悩むことありますよね。古着好きの人たちは、無意識にある判断軸を持ってるんです。
以下の3つのポイントを押さえておけば、買ったあとに「失敗した」って思うことが減ります。
- シミの位置で決まる「気にしない」ライン
- 価格とシミのバランス「買い」の目安
- ライフスタイル別・シミ許容度チェック
それぞれ具体的に見ていきましょう。
シミの位置で決まる「気にしない」ライン
同じサイズのシミでも、どこにあるかで目立ち方は全然違うんですよね。まずは「シミがどの位置にあるか」をチェックするのが基本中の基本。
| シミの位置 | 目立ち度・判断 |
|---|---|
| 胸元・襟周り | 目立つ・要注意 |
| 袖口・前身頃 | やや目立つ・気になる |
| 脇下・背中下部 | ほぼ見えない・気にならない人が多い |
| 裾の内側 | 目立たない・ほぼ気にならない |
前身頃の中央や胸元にあるシミは、他人と話すときに一番目に入りやすい位置。ここにシミがあると「あ、この人の服汚れてるな」って思われる可能性大です。
逆に背中の下のほうや脇の下は、腕を下ろしていればほとんど見えません。自分からも見えないので、気にならない人が多いですね。
袖口のシミは動くたびにチラッと見えるから、どんなときに着るかをイメージしてから判断するのがコツ。
普段のコーデでレイヤードをよくするなら、インナーで隠せる位置のシミは許容範囲が広がりますよ。
価格とシミのバランス「買い」の目安
シミがある古着って、その分値段も下がってますよね。じゃあ具体的にいくらなら「買い」なのか。
一般的な目安は以下のとおり。
| シミの大きさ | シミの位置 | 妥当な価格 |
|---|---|---|
| 小さなシミ(1cm以下) | 目立たない位置 | 定価の70〜80% |
| 中くらいのシミ(2〜3cm) | やや目立つ位置 | 定価の50〜60% |
| 大きめのシミ(5cm以上) | 目立つ位置 | 定価の30〜40%以下 |
ここで重要なのが、買ったあとのケアにかかるお金。
自宅で洗う分には数百円で済みますけど、クリーニング店に出すと1,000円〜3,000円はかかります。「この値段なら、シミ取りにお金かけても納得できる」って思えるかどうかが判断のポイント。
たとえば3,000円の古着を買って、さらに2,000円かけてクリーニングするなら合計5,000円。それなら最初から5,000円のシミなし古着を探したほうがいいかもしれませんよね。
ただし、レアなヴィンテージアイテムの場合は話が別。多少シミがあっても、そのアイテム自体の価値が高ければ「買い」って判断もアリです。
ライフスタイル別・シミ許容度チェック
あなたがその古着をどう着るかによって、シミの許容度は大きく変わります。自分の生活スタイルに合わせて判断するのが、後悔しないコツです。
| タイプ | シミ許容度 | 判断ポイント |
|---|---|---|
| カジュアル派・普段着メイン | 小さなシミOK | ヴィンテージ感が出ていい感じに |
| 仕事でも着たい派 | 目立つシミNG | 清潔感第一。クライアント対応あるならシミなし推奨 |
| SNS・コーデ重視派 | 隠せる位置ならOK | 写真の角度、アクセサリーやレイヤードでカバー可能か |
| コレクター・転売検討 | シミは資産価値減 | シミなし、または確実に落とせるシミのみに絞る |
どう着るかをイメージしてから古着を選びましょう。
古着のシミの種類と「落ちる・落ちない」見分け方
シミって種類によって、落としやすさが全然違うんです。
買う前、洗う前に「このシミは落とせそうか」を見極められれば、あとで「買わなきゃよかった」って思うことが減ります。
- 茶色いシミはオキシクリーンで落とせる
- オレンジ色のシミは専用洗剤が必要
- 黄ばみは完全には落ちない
- カビ・血液シミは古いと落ちにくい
それぞれの特徴と見分け方を知っておくと、買うときの判断がしやすくなりますよ。
茶色いシミはオキシクリーンで落とせる
古着で一番よく見るのが、この茶色いシミ。襟元とか脇、袖口あたりによく出てます。
| 項目 | 内容 |
| 原因 | 皮脂・汗の酸化 |
| 落としやすさ | 中程度(★★★☆☆) |
| 対処法 | 酸素系漂白剤(オキシクリーン) |
| 見分け方 | 生地を触ってゴワゴワしてるか確認 |
これは皮脂や汗が時間と共に酸化して茶色く変色したもの。白シャツやライトカラーの服だと、けっこう目立ちますよね。
比較的新しいシミなら、酸素系漂白剤で落ちる可能性が高いです。ただ、何年も経ってるシミだと薄くはなるけど、完全に消すのは難しいかも。
シミの輪郭がぼやけてる場合は、生地全体が劣化してる可能性があります。
判断のコツは、シミを実際に触ってみること。生地がゴワゴワしてたり、薄くなってる感じがしたら、それは繊維自体がダメージを受けてる証拠なんです。
洗っても限界がありますね。逆に生地がしっかりしてれば、落とせる可能性は高いです。
オレンジ色のシミは専用洗剤が必要
「なにこの色!?」って驚くのが、オレンジ色のシミ。古着初心者が一番戸惑うやつだと思います。
| 項目 | 内容 |
| 原因 | 鉄分の酸化、洗剤残り |
| 落としやすさ | やや難しい(★★☆☆☆) |
| 対処法 | 還元系漂白剤(ハイドロハイター) |
| 見分け方 | 点々状なら鉄分、広範囲なら洗剤残り |
これは水道水に含まれる鉄分が酸化したものか、洗濯時の洗剤が残留して変色したケースが多いんですよね。
鉄分系のシミには還元系漂白剤(ハイドロハイター)じゃないと落ちません。
普通の酸素系漂白剤だとなかなか効果が出ないんです。見分け方としては、シミが点々と散らばってる場合は鉄分の可能性が高い。逆に広範囲にぼんやりと広がっている場合は、洗剤残りかもしれません。
正直なところ、オレンジ色のシミは自力だと厳しいことも多いです。買う前に「これ落とすの大変そうだな」って思ったら、値段次第で判断しましょう。
かなり安くなってて、ほかの部分の状態がいいなら挑戦してみてもいいかもしれませんが、初心者にはハードル高めですね。
黄ばみは完全には落ちない
全体的にくすんだ印象を与える黄ばみ。これは古着ならではの変化とも言えます。
| 項目 | 内容 |
| 原因 | 繊維の劣化、日光、湿気 |
| 落としやすさ | やや難しい(★★☆☆☆) |
| 対処法 | 酸素系漂白剤(薄くする程度) |
| 見分け方 | 生地にハリがあるか触って確認 |
黄ばみの原因は、長期保管による繊維自体の劣化、日光による変色、湿気によるカビの初期症状など、いろいろ考えられるんです。複合的な要因が重なってることも多いですね。
軽度の黄ばみなら酸素系漂白剤で改善できることもあります。
ただし繊維自体が劣化してる場合は、洗っても完全には戻りません。むしろヴィンテージの「味」として捉える考え方もアリだと思いますよ。
判断ポイントは、生地を触ってハリがあるかどうか。ハリがなくて薄い感じがしたら、それは繊維劣化のサイン。落とすのは難しいです。
表面的な変色だけなら、落とせる可能性があります。あと、においがある場合はカビの可能性もあるので要注意。
黄ばみに関しては「真っ白に戻す」っていうより、「少し薄くする」くらいの気持ちで挑むのが現実的ですね。
カビ・血液シミは古いと落ちにくい
ちょっと厄介なのが、カビと血液のシミ。見つけたらドキッとしますよね。
| シミの種類 | カビ | 血液 |
| 見た目 | 黒・緑の斑点状 | 茶色っぽい |
| 落としやすさ | やや難しい(★★☆☆☆) | 難しい(★☆☆☆☆) |
| 対処法 | 漂白剤(完全除去は困難) | 冷水+酸素系漂白剤 |
| チェック方法 | におい確認必須 | 古いと酸化して頑固 |
カビのシミは黒や緑の斑点状で、湿気の多い場所で保管されてた証拠です。漂白剤である程度薄くはなりますけど、完全に消すのは困難なケースが多いです。
カビの場合はとくに、においチェックが必須。カビ臭いにおいが残ってたら、かなり厳しいと思ってください。
血液のシミは茶色っぽく見えて、時間が経つと酸化してめちゃくちゃ頑固になります。冷水と酸素系漂白剤で対処しますが、古いものは難易度が高いですね。
どちらのシミも「早期発見」が重要なんです。買うときにしっかりチェックして、これらのシミがある場合は慎重に判断しましょう。
とくにカビは衛生面でも気になるので、においと見た目の両方を確認してから決めるのがおすすめ。値段がすごく安くても、カビや血液のシミがある古着は避けたほうが無難かもしれません。
古着のシミを自宅で落とす実践ガイド
「よし、このシミ自分で落としてみよう」って決めたら、さっそく実践あるのみ。
ここでは自宅でできる基本のシミ取り方法を、失敗しないコツと一緒に解説していきます。
- 用意するもの・基本セット
- オキシクリーンつけおき洗いの正しい手順
- 部分的なシミには「もみ洗い」テクニック
- 素材別の注意点とNG行動
100均やドラッグストアで揃う道具だけでOKなので、気軽にトライしてみてください。
用意するもの・基本セット
まずは道具を揃えましょう。すべて揃えても2,000円くらいで済みます。
必須アイテム
- 酸素系漂白剤(オキシクリーンかワイドハイターEX)
- 重曹
- 中性洗剤
- バケツ
- ブラシ(歯ブラシでOK)
- ゴム手袋
あると便利なアイテム
- 還元系漂白剤(ハイドロハイター)→ オレンジ色のシミ用
- クエン酸 → 黄ばみ対策
- スプレーボトル → 部分洗い用
最初は酸素系漂白剤と重曹があれば十分。この2つでかなりのシミに対応できるので、まずはここから始めてみてください。
慣れてきたら、ほかのアイテムも少しずつ追加していく感じでOKです。
ドラッグストアで気軽に買えるものばかりなので、思い立ったらすぐに始められますよ。ゴム手袋は手荒れ防止のために必須なので、忘れずに用意してくださいね。
オキシクリーンつけおき洗いの正しい手順
つけおき洗いは、古着のシミ取りで一番効果が高い方法。手順さえ守れば、驚くほど落ちることが多いです。
基本手順
- 40〜50℃のお湯をバケツに4L程度用意
- オキシクリーンを付属スプーン1杯入れて、よく溶かす
- 古着を浸して、1〜6時間放置(デニムは色落ち注意)
- 軽くもみ洗いして、シミ部分を優しくケア
- すすいでから洗濯機で通常どおり洗濯
失敗しないコツは、熱湯を使わないこと。生地が縮んだり色落ちしたりする原因になります。
あと、長時間つけすぎないこと。6時間が限度だと思ってください。それ以上やっても効果はあまり変わらず、むしろ生地が傷みますね。
ウールやシルクなどのデリケートな素材には使えないので、素材チェックも必須。軽いシミなら1〜2時間でもかなり効果が出るので、様子を見ながら調整してみてください。
部分的なシミには「もみ洗い」テクニック
小さなシミなら、全体をつけおきしなくても部分洗いで十分。時短にもなるし、おすすめですよ。
部分洗いのやり方
- シミ部分を水で濡らす
- 洗剤か漂白剤を直接塗る
- 歯ブラシでトントン叩く(こすらない!)
- 10分放置 → すすぐ
シミを外側に広げないよう、シミの縁から中心に向かって叩くのがコツなんです。ゴシゴシこすると生地を傷めて、シミが広がる原因になっちゃいます。
頑固なシミには重曹ペーストが効果的。重曹に少量の水を混ぜてペースト状にして、シミに塗布します。20分くらい放置してから、通常どおり洗濯すればOK。
茶色いシミや黄ばみにとくに効果が高いですね。部分洗いなら時短になるし、生地全体へのダメージも最小限に抑えられます。
小さなシミを見つけたら、まず部分洗いから試してみてください。
素材別の注意点とNG行動
古着は素材によって適した洗い方が全然違います。間違った方法だと、取り返しがつかないこともあるので注意が必要。
素材別の注意点
| 素材 | OK | NG |
| コットン・麻 | 酸素系漂白剤、お湯洗い | 塩素系漂白剤 |
| デニム | 冷水、裏返し洗い | 熱湯、長時間つけおき |
| ウール | 中性洗剤、手洗い | 漂白剤全般、揉み洗い |
| レザー | 専用クリーナーのみ | 水洗い厳禁 |
絶対NGな行動(全素材共通)
| NG行動 | 理由 |
| 熱湯で洗う | 縮みや色落ちの原因 |
| 塩素系漂白剤を使う | 色抜け確実 |
| 乾燥機にかける | 縮みと型崩れ |
素材タグが残ってない古着も多いので、触った感じや見た目で素材を判断する必要があることも。
分からない場合は、手洗い+中性洗剤という一番優しい方法を選ぶのが安全です。とくにヴィンテージ物は慎重にケアしましょう。
落ちないシミとの付き合い方
残念ながら、すべてのシミが落ちるわけじゃありません。無理に落とそうとして生地を傷めるより、「諦めどき」を知るのも大事なんですよね。
ここでは自分でやるケアの限界と、クリーニング店の賢い使い方、そしてシミを楽しむ方法まで紹介していきます。
- 「完全に落ちない」シミの特徴とプロの判断
- シミを「味」として楽しむ・活かす方法
- 購入前・購入後のシミチェックポイント
シミが落ちなくても、古着を楽しむ方法はいろいろありますよ。
「完全に落ちない」シミの特徴とプロの判断
こんなシミは、自宅ケアだと厳しいです。
| 落ちないシミの特徴 | プロに任せるべきケース |
| ・何年も経過して繊維に深く浸透 ・輪郭がぼやけて生地と一体化 ・2〜3回洗っても全く変化なし ・生地そのものが変色・劣化 | ・高価なヴィンテージアイテム ・レザーやスエードなど特殊素材 ・自分で試して悪化させたシミ |
このあたりは、どれだけ頑張ってもなかなか落ちません。
特殊な技術を持つクリーニング店なら、素人では無理なシミも落とせることがあります。
- 通常クリーニング+簡単なシミ取り:500円〜1,500円
- 専門的なしみ抜き:1,000円〜3,000円
- 複雑・広範囲なシミ:3,000円〜5,000円以上
プロに頼むかどうかは、そのアイテムへの思い入れとお金のバランスで決めましょう。
すごく気に入ったアイテムとか、レアなヴィンテージなら、多少高くてもプロに頼む価値はありますよ。
シミを「味」として楽しむ・活かす方法
落ちないシミも、考え方次第で魅力に変わります。完璧じゃないからこその良さってあるんですよね。
古着好きの中には、適度なシミや色褪せを「エイジングの証」として価値を見出す人も多いです。完璧すぎないラフさが、逆に個性的なスタイルを作ります。
新品にはない、その一着だけの物語を感じられるのが古着の魅力。
- 刺繍やワッペンでシミを隠す → オリジナリティUP
- レイヤードでシミ部分を戦略的に隠す
- ベルトやアクセサリーで視線を逸らす
- デニムなら、シミをダメージ加工風にアレンジ
発想の転換が大事なんです。
「完璧じゃないからこそ愛着が湧く」「この一着だけの特別感」って考えると、シミも気にならなくなります。
シミを「欠点」じゃなくて「個性」と捉えれば、古着選びの幅が一気に広がりますよ。
購入前・購入後のシミチェックポイント
シミ問題を未然に防ぐには、買うときのチェックが最重要。あとから気づいて後悔するより、買う前にしっかり確認しましょう。
店頭購入の場合
| 購入前チェック | 購入後の対応 |
| ・襟元・首周り(皮脂汚れの溜まり場) ・脇下(汗染みポイント) ・袖口・カフス(擦れ+汚れ) ・前身頃の中央(食べこぼし跡) ・裾の内側(意外と汚れてる) ・明るい場所で生地を引っ張り、繊維の奥までチェック ・裏返して裏地も確認 | ・シミ発見後すぐに店舗へ連絡 ・数日以内なら返品・交換できることも・レシートと商品を持参して相談 |
オンライン購入の場合
| 購入前チェック | 購入後の対応 |
| ・ディテール写真を拡大してチェック ・「多少の使用感あり」→シミがある可能性大 ・写真枚数が少ない→要注意 ・不明点は「襟元にシミはありますか?」と具体的に質問・ 出品者の評価・返品ポリシーを確認 | ・届いてから24〜48時間以内に全体チェック ・シミを発見したら写真撮影して証拠を残す ・丁寧な言葉で出品者に連絡・交渉 ・返品条件を確認して対応 |
店頭では実物を手に取れる強みを活かし、オンラインでは写真と質問で情報を集めるのがポイント。
どちらも早めの確認と対応が、後悔しないコツですよ。
古着のシミは見極めとケアがあれば大丈夫
古着のシミは、見方を変えれば「個性」にも「ヴィンテージの証」にもなります。大切なのは、「気にしない」と「気にする」の判断基準を持つこと。
シミの位置、種類、価格をトータルで見て、自分なりの許容範囲を決めるのがポイントです。
自宅でできるケアは意外と簡単。オキシクリーンでのつけおき洗いや部分洗いなど、まずは小さなシミから挑戦してみてください。
落ちなかったとしても、リメイクやコーディネートで活かす方法もあるし、プロに任せるっていう選択肢ももちろんアリ。
「完璧じゃないからこそ愛着が湧く」「この一着だけの特別感」。
そんな気にしないマインドと、基本的なケア技術があれば、古着選びがもっと楽しくなりますよ。


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