- 現行のLevi’s 505は、ジップフライで、501と同系のストレート
- 「ダサい」と言われる理由は、505そのものの欠点ではない
- 品番の評判ではなく、実寸と実物の線で決めよう
Levi’s 505をダサいという評判だけで見送ってしまうのは、あまりにもったいないことです。
「ダサい」という声の中身は501との比べられ方、大きめのサイズ選び、流行との距離の3つで、どれも505の形の欠点とは別の、見え方の問題です。ただ、スリムやテーパードの線が好きな人には、505より向く品番もあります。
この記事では、505の特徴と501との違い、似合う体型、実寸で比べるサイズの目安を、買う前の方と、すでに持っていて評判が気になった方へ向けて書きました。



先に立場を明かしておくと、LOGUEは505を扱っていません。力を入れているのは、ヨーロッパ古着です。505を売る側から一歩引いて書いた話、と思って読んでもらえたら。
新潟・沼垂から、古いものの話をぽつぽつ書いています。1940〜80年代のフランスのワークウェア、フレンチヴィンテージ、ブロカント。そういうものを扱う小さな店です。
Levi’s 505が「ダサい」といわれる3つの理由


505が「ダサい」と言われる理由は、見る側の比べ方と穿き方にあります。大きく分けると、次の3つに整理できます。
- 501と比較されて「地味」に見えるから
- ゆとりのあるシルエットで着こなしの難易度が高いから
- トレンドから外れた「中途半端なストレート」に映るから
比較相手として真っ先に出てくるのは、501です。
501と比較されて「地味」に見えるから
505が地味に映るのは、Levi’sの主役である501の隣で、いつも比べられるからです。
ボタンフライの501と並べると、505はどうしても「501の脇役」として扱われやすくなります。とはいえ、前開きの違いは穿いてしまえば外から見えないので、地味さは501と比べられて生まれる印象でしょう。
ゆとりのあるシルエットで着こなしの難易度が高いから
505は、ウエストをゆったりとさせ、太ももにゆとりを持たせたストレートです。そのゆとりが重たく見えるか楽に見えるかは、サイズ選びと合わせ方で変わります。
オーバーサイズを選んだうえに、トップスまで大きい服でそろえると、ゆとりが重なって全身が重たく見えます。パンツかトップスのどちらかをジャストにするだけで、印象はかなり軽くなるはずです。
トレンドから外れた「中途半端なストレート」に映るから
細身や思い切ったワイドのように、形のはっきりしたパンツが目立つ時期ほど、癖のないストレートの505は中途半端に映りやすいものです。
そのかわり、流行がどちらへ振れても、505は同じ線のまま穿けます。



正直、私は「ダサいかどうか」って物差しで服を見ることがほぼ無いんです。気に入ったかどうか、それだけで十分じゃないかと思っています。
517も、505と同じように「ダサい」と言われやすい品番です。
Levi’s 505の特徴と501との違い
Levi’s 505は、ジップフライのストレートです。501との違いは主に前開きと形に出て、現行の505は501より少しゆったりしています。
- 505とは
- シルエットは501と同系のストレート
- ジッパーフライで着脱が楽・日常使いに強い
- 赤タブとバックポケットで年代を読む
505の出発点は、前開きにあります。
505とは
505は、Levi’s自身が「元祖ジップフライ」と呼ぶ、1967年生まれの品番です。
現在は、ベーシックなラインのほか、日本製のBLUETAB™ 505™や、1967年当時の仕様を再現した復刻ライン(LVC)の505も売られています。LVCの505は501より股上が浅く、太ももから足首まで細いストレートで、現行とは線が違います。
シルエットは501と同系のストレート
505は、501と同じ系統のストレートです。同じLevi’sのジーンズでも、502はテーパード、511はスリムに分類され、505は501と同じストレートに入ります。
| Levi’s 505 | Levi’s 501 | |
| 前開き | ジップフライ | ボタンフライ |
| シルエット | ストレート(ウエストはゆったり、太ももにゆとり) | ストレート |
ジッパーフライで着脱が楽・日常使いに強い
505の前開きはジッパーなので、ボタンをひとつずつ留める501より開け閉めが楽です。毎日穿く一本なら、この差は小さくありません。開け閉めの楽さを取るなら505、ボタンフライの形にこだわるなら501と考えると選びやすいでしょう。
前開きの形だけでは、品番も年代も見分けきれません。
赤タブとバックポケットで年代を読む


505の年代は、まず赤タブの表記で大まかに分けられます。すべて大文字だった「LEVI’S」が小文字の「Levi’s」に変わったのは、1971年です。
1967年生まれの505なら、大文字のタブは1971年より前の個体を探す目印です。ただし、復刻のLVCや2018年以降のプレミアムラインにも、大文字表記のタブ(通称「Big E」)があります。タブだけで当時の個体と決めず、内側のケアタグ(洗濯表示のタグ)が現行のものかどうかも確かめてください。
バックポケットでは、タブそのものも見ます。赤タブは右のバックポケットの縫い目に付いていますが、文字が無く®の印だけのタブもあります。®だけのタブは、古い時代の品には使われていない仕様です。



ただ、私は年代から入りません。タブやステッチは後から確かめる情報で、手に取った最初の判断はそこにないんです。年代の知識は、買うかどうかを決めたあとで裏を取るために使っています。
501と並べて見比べるなら、501そのものの特徴と見分け方をまとめた記事も役に立ちます。
Levi’s 505の実際の評価と古着市場での位置づけ


505は、新品と古着の両方で手に入り、値段にも評価にも幅がある品番です。評価は、値段、古着での見方、穿いている人の声の3つから見ると整理しやすくなります。
- 古着市場での人気と価格の実像
- 古着屋の仕入れから見た505
- Yahoo!知恵袋・SNSでの評判
値段は、新品と古着で見方がまるで違います。
古着市場での人気と価格の実像
505の人気は、新品が今も定番のストレートとして売られ、古着でも「66前期」のような呼び名で探されていることに表れています。新品の定価は、確認できた範囲でベーシックなラインの19,800円から、日本製のBLUETAB™ 505™の39,600円までです。古着は「66前期 505」で検索した直近30日の落札が29件、平均42,588円でした。501など他の品番も混ざった平均なので、505だけの相場とは言えず、目安として見てください。
| 種類 | 価格 | 読むときの注意 |
| 古着(「66前期 505」で検索した直近30日の落札平均) | 42,588円 | 2026年10月1日時点。落札29件の平均で、501など他の品番も混ざる |
| 現行505の定価 | 19,800円(セルビッジ リジッドは22,000円) | 2026年9月19日時点。セール中の品番は実売が下がる |
| 日本製のBLUETAB™ 505™の定価 | 39,600円 | 2026年9月30日時点 |
| LVC(復刻ライン)1967 505™の定価 | 33,000円 | 2026年9月19日時点。当時の仕様を再現したライン |
古着の値段そのものが上がっている理由は、4つあります。
古着屋の仕入れから見た505
LOGUEの仕入れでは、505は優先順位が上がってこないままです。並べているのは1940〜80年代のアメリカ古着と、1920〜30年代のフレンチヴィンテージ。
Yahoo!知恵袋・SNSでの評判
Yahoo!知恵袋やXには、ジップフライの楽さや穿きやすさを褒める声と、おしゃれに見せる難しさを挙げる声があります。
いい評価
「505のジップフライが楽」
501と505の両方を持っていますが、501はトイレの時に面倒くさいので結局は505しかはかないです。どうしてもオリジナルにこだわるのでしたら501も悪くはないですが、やはり私にはボタンフライは面倒くさいですね。
引用:Yahoo!知恵袋
「デニムを育てるなら505」
505はたしか、セルビッチ付きの、復刻モデルがあったと思いますので、育てて長くはかれるなら505がいいと思いますね。
引用:Yahoo!知恵袋
「体型に合えば穿きやすい」
なんか現行モデルのリーバイス505の30インチが1番履きやすくて体型にも合ってるな(°▽°) 多少緩め履きでw
引用:X(旧Twitter)
厳しい評価
「おしゃれに見せるのが難しい」
やっぱリーバイス501とか505とかでオシャレって難しいな、結局外国人みたいな無敵のスタイルに無地の白Tとかが最強だと思ってしまう
引用:X(旧Twitter)
褒める声は、ジップフライの楽さや体型への合い方、育てる楽しみを挙げています。厳しい声は501と505をひとまとめにした見た目の話で、505だけの弱点を指したものではありません。穿きやすさを優先するなら、505の評判はむしろ味方になるでしょう。
Levi’s 505が似合う人・似合いにくい人


505が似合うかどうかは、主に太ももまわりと腰の位置で分かれます。どちらも実寸で確かめられ、太ももはワタリ、腰の位置は股上の数字に出ます。
- 505が似合う人の体型・スタイル
- 似合いにくい人の体型・スタイル
- サイズ感は手持ちパンツの実寸から
合う・合わないは、体型と好きな線の2つで見ると判断しやすいでしょう。
505が似合う人の体型・スタイル
505が合いやすいのは、細身のパンツでは太ももが窮屈に感じる人と、癖のないストレートを普段着にしたい人です。505はストレートなので、スリムやテーパードほど脚に沿いません。



私は学生時代に野球とバレーボールをやっていたので、脚が太めです。ウエスト周りにゆとりのある505は自分の体型に合いますし、ジッパーフライで着脱が楽なのも普段穿きには助かります。
似合いにくい人の体型・スタイル
脚に沿う細い線が好きな人や、脚まわりが細くてストレートの生地が余って見える人には、505は合いにくいかもしれません。まず505をジャストサイズで試し、それでも生地が余るなら、スリムの511かテーパードの502と比べてみてください。
色で印象を変える手もあります。現行505にはブラックの展開もあり、同じ形でも黒は引き締まって見えやすい色です。変わるのは見え方で、実寸は同じまま。
サイズ感は手持ちパンツの実寸から


サイズの目安を出す近道は、手持ちで一番穿きやすいパンツを平置きで測ることです。その数字を基準に、505の実寸と比べます。
| 測る場所 | 測り方 | 505と比べるときに見ること |
| ウエスト | 前を閉じて平置きし、上端を端から端まで | タグの表記より実寸を優先する |
| 股上 | 股の縫い目からウエストの上端まで | 穿いたときの腰の位置が決まる |
| ワタリ | 股の付け根から横へまっすぐ | 太ももまわりの余り方が決まる |
| 裾幅 | 裾を平らにして端から端まで | 合わせる靴との釣り合いが決まる |
| 股下 | 股の縫い目から内側の縫い目に沿って裾まで | 裾上げやロールアップが要るかが決まる |
現行の505なら、試着して手持ちの一本と見比べれば十分です。古着は、タグの表記と実寸がずれている個体もあるので、店に実寸を聞いてから決めてください。
古着のLevi’sを買う場所で迷ったときのために、501を例にした選び方と相場を別の記事にまとめました。
Levi’s 505をおしゃれに着こなすコツ


505をおしゃれに見せる鍵は、パンツのサイズとトップスの釣り合いです。組み立ては、ジャストで穿くか、あえてオーバーサイズで穿くかの2通りあります。
- ジャストサイズで合わせる
- あえてオーバーサイズで穿くときの調整
基本になるのは、ジャストサイズの合わせ方です。
ジャストサイズで合わせる
ジャストサイズの目安は、ウエストに指が入り、座っても太ももが窮屈でなく、裾がスニーカーの甲に軽くかかることです。この3か所が合えば、505はまっすぐ落ちます。
パンツをジャストで穿くなら、トップスもジャストサイズにそろえます。トップスが大きいと、パンツのまっすぐな線が上の服に隠れてしまうからです。
- シンプルな白Tシャツをウエストにインする
- コンパクトなスウェットを合わせる
- シャツやジャケットを羽織る
- 靴はスニーカーかデザートブーツ
先の細い靴は、ストレートの裾に対して足元だけが小さく見えるので不向きです。
あえてオーバーサイズで穿くときの調整
オーバーサイズで穿くなら、腰の位置をはっきりさせることが条件です。トップスを短めのものに替えるか、シャツの裾をインしてベルトを見せ、腰に境目を作ります。
裾は、引きずらない長さに詰めてから穿いてください。
サイズと合わせ方が決まったら、あとは色落ちの好みで一本を絞れます。
Levi’s 505に関するよくある質問


買う前に迷いやすいところを、4つにまとめました。



505を選ぶ基準は、人によって大きく違うと思っています。年代を先に見る人、サイズ感で決める人、雰囲気だけで選ぶ人。どれが正しいということはなくて、自分がどのタイプかを先に決めたほうが、迷う時間は短くなります。
- Levi’s 505はなぜ人気があるの?
-
ジッパーで着脱できる手軽さと癖のないストレートの線で、毎日の一本に選びやすいからです。Levi’s自身も505を、自社で最も人気のあるストレートフィットのジーンズのひとつに数えています。
- Levi’s 505にブラックデニムはある?
-
あります。現行505にはブラックの色展開があり、定価は19,800円です(2026年9月19日時点)。同じ「505 ブラック」でも品番や生地で定価が変わるので、買う前に商品ページで確かめてください。
- Levi’s 505はレディースでも穿ける?
-
サイズが合えば穿けます。505はメンズとして売られている品番です。女性が選ぶときも、手持ちのパンツの実寸と比べれば、合うかどうかがわかります。
- EDWINの505とLevi’s 505は同じ?
-
別の商品です。EDWINの505は、1994年から出ているEDWIN自身のシリーズで、品番もE50540のような独自の番号です。古着で探すときは、タブやパッチに入ったブランド名が見分ける手がかりになります。
まとめ:Levi’s 505の特徴はジップフライのストレート。選ぶかは実物で決めていい


- 「ダサい」と言われる理由は、501との比べられ方、大きめのサイズ選び、流行との距離の3つ。どれも見え方の問題で、505の形の欠点とは別の話
- 505はジップフライのストレート。501と同系の線で、現行は501より少しゆったりしていて、開け閉めが楽
- 新品と古着の両方で手に入り、値段にも評価にも幅がある。褒める声は穿きやすさを挙げ、厳しい声は501とひとまとめにした見た目の話
- 細身のパンツで太ももが窮屈に感じる人に合いやすい。脚に沿う細い線が好きなら、511や502と比べて選ぶ
- ジャストで穿くならトップスもジャストにそろえ、オーバーサイズで穿くなら腰の位置をはっきりさせる
迷ったら、手持ちで一番穿きやすいパンツを平置きで測り、その数字を持って実物を手に取ってみてください。



「ダサい」という他人の物差しで自分の好きを決めるのは、もったいないと思っています。気に入った一本があれば、それを堂々と穿けばいい。505とも、そういう距離感で向き合ってもらえたら嬉しいです。
LOGUEは新潟市沼垂にある完全予約制の古着屋で、505は置いていません。ヨーロッパ古着の一着を、実寸と線を確かめながら選びたくなったときに、思い出してもらえたらと思います。


